おくすりぽりぽり

国試や受験、薬や病気etc...一方的に発信するブログ。

試験前1ヶ月間の勉強

こんにちは、ねず実です。

薬剤師国家試験がいよいよあと1ヶ月というところまで迫ってきましたね。

ねず実は試験1ヶ月前には緊張でオエッてしちゃうくらい精神的に不安定でした(✷‿✷)

 

今回は受験前の1ヶ月間はどのように過ごしていたか振り返りたいと思います。

 

今回の内容は薬剤師国家試験だけでなく他の試験にも当てはまるところはあるかと思うので、薬学生以外も是非見てってね。

 ※ねず実はあまり勉強できない子目線で書いているので、普段からコツコツ学習ができて、問題集も集中して次々とこなせる方にはあまり参考にならないと思います。

 

 

 直前1ヶ月間の勉強内容

直前にやるべきではないこと

試験まであと1ヶ月となると、たくさん勉強していても「もっと色々覚えないと危ないかも」と新しい参考書や今まで手をつけたことのなかった問題集など手当たり次第にやってしまう方がいます。

「自分結構やれるやん」と不安感を払拭するための腕試しとしてやるには良いと思いますが、多くの場合は「あれもできないこれも知らない…」と不安感が倍増してしまうことが多いです。

そうなると1ヶ月前ですから「勉強し直す→中途半端に終わる」という結果に終わりやすくなります。

過去の記事でもしつこいくらい言っていますが、試験において不安は失敗の元です。多少の緊張感は試験突破の燃料になり得ますが、不安感というものは実力発揮を邪魔し、思考を鈍らせます。

いつもはできていても本番でできなければ意味はありません。

 直前はなるべく新しいことに手を出さないこと!(そもそも全然勉強できてない人は除く)

直前は復習を

直前期は今までやってきたことをしっかり刻み込んで確実にものにすることが大事だとねず実は考えております。

薬学生なら青本、模試、予備校のまとめプリントなど。

大学受験生なら赤本でしょうか。

ねず実の直前にやりこむものに選ぶ基準は「これを完璧にすれば合格はできるだろう」と思える内容かどうか。

膨大な範囲に思える国家試験も問題集、参考書を絞れば「これさえやれば大丈夫」と気が楽になります。

膨大な範囲だと思ってしまうと、却って焦りが増してこなすスピードが本来のスピードより落ちてしまいかねないです。 

集中続かないマンだったねず実の勉強法 

ねず実は昔から集中力が全然続かない人間でした。

どれくらい続かないかというと講義が始まって10分くらいしたら後はお絵描きしたりぼーっとしたりしてしまうくらい。

試験だって一通り解いたら最後まで試験室でじっとしていられないのでいつも途中退室。

そんなねず実も本能に任せていては国家試験どころか卒業留年もあり得ると常々危機感を持っていました。危機感だけは一丁前に持っていたのです。

 

そこで考えたのが細切れスケジュール。

以下の①〜③を1日ひたすら繰り返す。

 

①予めやる範囲を決め、10〜15分だけ集中してその範囲を何としても終わらせる。

  この時普段10分でできる内容の2倍くらいに設定する。

 問題解く時はだらけたい欲求を抑え、10分だけでも超集中する。

 

② 解き終わったらすぐ答え見る。

   以下のように記号を振っていく

   答えが一瞬でわかるものは◎、少し考えるものは◯、考えて分からなかったが答え見たら    理解できる△、答え見ても「?」となるものは×。

  【この後問題を周回する時に◎の問題は飛ばす。◎を増やしていくことで見直す必要のあるものを減らしていく。】

 

③20分くらい休む。音楽聴いたり身体動かしたりして次の集中力を養う。

   ねず実は好きなゲームのサウンドトラックでやる気を養ってました。

   「The Witcher 3: Wild Hunt」のサウンドトラックまじでオススメです。

 

勉強場所

ちなみにねず実、実家には誘惑が多すぎて休憩が長引いてしまうため、基本的に大学の図書館かカラオケでやってました。

カラオケでの自習ですが、近所のカラオケはフリータイム(フリードリンク付き)が学割500円とかなり安い、かつ設備が古いせいかいつもガラガラとかなり良い条件。

集中が途切れモヤモヤし始めたら思いっきり歌って発散できるため週に何度かはカラオケで自習していました。

カラオケ屋で食べるフライドポテトはその日頑張った自分へのご褒美。

 

国試前の1ヶ月でこなした内容

まず問題集や参考書が絞れないという方向けに、ねず実が直前1ヶ月でこなしたことを具体的な参考書名などと一緒に紹介していきたいと思います。 

今回の106回薬剤師国家試験はねず実の受験した104回と出題基準など異なりますが、まだ変わりたてなので対策自体は大きく変わらないかと。

 

全科目共通

  • 薬ゼミ模試Ⅰ〜Ⅲ
  • 国家試験アプリ(電車の中)
  • メディセレ模試
  • ナビ・データ2017薬剤師国家試験10年分の過去問を一問一答形式でまとめたもの。青本の領域別問題集があればオッケー。
  • 卒業試験(変な問題が多かったので、国試本番で変な問題が来ても驚かないように勉強のスパイスとして見直し。)

 ナビ・データ国試がなぜ2017のものかというと出版元のテコムさんが2017版を最後にこのシリーズを辞めてしまったため。

ねず実は本番の持ち物をできる限り減らしたかったのであえて一冊にまとまっているこちらを選択。

 

科目別(全科目共通の内容にプラスしたこと)

物理、化学

一番やりこんだのは薬ゼミさんが大学で配ってくれたまとめプリント。

構造式や反応の名前などそれぞれの領域で必要な最低限の知識がみっちり入っている。

内容としては薄いが、アルドール反応や求電子置換反応といった基本的な内容ですら直前まで勘で解いていた自分には非常に有り難かった。

領域別問題集の解説部分がより分かりやすくまとまったような感じ。

 

「全科目共通」の項目で挙げた内容にまとめプリントを照らし合わせて2,3周。

 

生物

生物も勘で解くことが多い程度には苦手。

生物は領域別問題集を参考書部分含めてほぼ完璧に。

 

衛生

領域別問題集を参考書部分含めてほぼ完璧に。

衛生は新しいことはあまり出ず、過去問を弄ったものが出ていたイメージ。

過去問はしっかり理解しよう。

 

薬剤

薬剤が一番しんどかったです。

得意な科目は勿論サクサクこなせますが、苦手な科目はこなすスピードが遅くなりがち。

特に薬物動態の計算がずっと苦手でつい避けてしまっていました。

本番を振り返ってみると、理論の薬剤は直前に詰めこんだ計算問題の公式達に救われました。

「せめてこれだけはやりきるんだ!」と自分に言い聞かせながら領域別問題集を何周もしました。

 

薬理

受容体の作動・遮断など作用機序をちゃんと覚えることが大事。

領域別問題集と薬ゼミのまとめプリントをやり込みました。

薬ゼミのまとめプリントには領域別問題集にはない新しい薬についても載ってるので助けられました。

 

病態・薬物治療

言わずもがな領域別問題集。

問題エリアは選択肢までしっかりとね。

薬理とリンクしてるから薬理の内容を思い出しながらやるといいよ。

 

法規・実務

じつはねず実、青本古いのしか持っていなかったんです。

でもここは最新の情報を知らないとやばいので、この2科目だけ最新の青本買いました。

この2科目は青本、薬ゼミまとめプリントをひたすらやりました。

特に法規はわざとややこしい書き方で受験者を翻弄してくるので、問題文を読み馴れておくことが大事。

 

終わりに

かなり長文になりましたが、読んでいただきありがとうございました。

ねず実は最後の1ヶ月間今回の記事に書いたことをひたすら繰り返し無事に合格しましたが、当時はやはり不安に苛まれていました。

特に昨年、今年とコロナ禍真っ只中での受験ですからねず実の時とは様々な点で状況が異なります。

今回の記事が少しでも誰かの役に立てたら嬉しいです。

残り1ヶ月です。ここまで来たら最後まで投げださずに進みましょう。

 ねず実のネズミもみなさんを応援しています、たぶん。🐭


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