こんにちはねず実です。
以前にも登場しましたが、わたくし可愛いハツカネズミちゃん(マークちゃん)と暮らしております。
こんなにちっこくて可愛かった子が
今は
相変わらず小さいです。
それでもうちに来たときの3倍くらいには大きくなっていますがね。
写真を見ていただいた通り耳が通常のハツカネズミの半分くらいしかないです。
何故かというと、皮膚炎による掻きむしりにより耳の一部の組織が死んでしまったのです。
そのため薬を飲ませ続けて様子を見ています。
今回は小動物に分類されるハツカネズミにどう薬を飲ませているのか紹介します。
今の状態に至るまで
うちに来たときはまだまだ幼さがある生後2週間くらい。
うちに来て3ヶ月経ったくらいから、首の後ろと耳の裏をよく掻くようになりました。
ずっと搔いてるので勿論病院に連れて行ったのですが、ハツカネズミってそもそも動物病院で診てもらえないんですよね。
ハムスターはOKだけど、ハツカネズミはNGなとこばかり。
あちこち断られて、ようやく診てもらえた病院では検査せず抗生剤だけ。
このときの抗生剤は単シロップでかなり甘くしてあったためかすんなり飲んでくれました。
でも症状は悪化の一途を辿り、首のあたりから目の上にかけて脱毛と出血で大変なことに
そんな時に思い切ってお引越しをし、新居の近所の獣医さんに勇気を出して連絡をしたところ快諾。
すぐ検便をして貰ったら衝撃の事実。
この子のお腹の中にはジアルジアがわんさかいたのです。
ジアルジアとは下痢を引き起こしたりする原虫です。
便を経由して感染するもので、複数で飼育するペットショップなどで感染するようです。
そりゃ抗生剤じゃ治らないわけだよ
菌じゃないもんね
獣医さんの見解では、現在は一匹で飼育しているので、この子もペットショップでジアルジアに感染したのだろうとのこと。
ジアルジアに感染→腸内環境やばい→腸内環境悪化からくる皮膚のかゆみ→皮膚炎
の負の連鎖
ただジアルジアがここまで増えている状態は初めて見たとのこと。
恐らく抗生剤で腸内のバランスが崩れさらにジアルジア優位になったのだろうとのことでした。
くそー
顕微鏡映像見せてもらったけどジアルジアたちめちゃくちゃ元気に泳いでました。
むかつく!
その後原虫に効果のあるフラジールを飲むことでみるみるジアルジアは減り、それに伴い顔と首あたりの出血と脱毛は収まりました。
耳だけはなかなか完治せず、結局一部の組織が死んでしまい、耳が小さくなってしまったのです。
というわけでかれこれ数ヵ月薬物療法を続けているのです。
毎月1万くらいは掛かってます。
すぐ治る薬があったら幾らでも払いますよ。
今の治療
耳の炎症が残っているため、飲み薬を色々変えながら治療継続中です。
「ねずみって薬飲むの?」って思いませんか?
犬猫は錠剤で処方されることが多いですが、ねずみくらい小さい子用となると錠剤は無いです。
錠剤を粉砕したものを餌やおやつに振りかけて食べさせようとしたこともありますが、ネズミちゃんは敏感なので薬が付いているものだけ綺麗により分けて食べられました。
いま通院している動物病院では、マークちゃんのために錠剤を必要量粉砕し、さらにそれを液剤に溶かして混ぜたものを処方してくれてます。
液剤なら飲みやすそうですが、やはり薬というものは美味しくないのか飲んでくれません。
せっかく獣医さんが飲みやすくしてくれたのにマークちゃん全然飲んでくれません。
写真のように目薬の瓶に入ってます。
この薬は1日2回、1回2滴。
薬だけだと飲んでくれないので、栄養補給も兼ねて粉ミルク(小さい頃に飲ませていた)と腸内環境改善のために動物病院で購入したサプリ(フェリカスサポート)を混ぜて飲ませます。
小さい器を用意して調製スタート!
粉ミルク小さじ1杯、サプリ耳かきを出します。
お薬を2滴と水を適量加えます。
爪楊枝で柔らかいお団子を作ります。
粉ミルクのおかげか喜んで口にしてくれます。
※ちゃんと爪楊枝の尖っていない方を使って食べさせています
むしゃむしゃ・・・
早く痒みとか気にしない生活になって欲しいです。
まとめ
人間でも薬は嫌いという人は少なくありません。
動物も同じです。
薬が美味しくないと「これは良くないものだ!」と思って口にしてくれないものです。
健康に過ごしてもらうためにも、薬をどうあげるかの工夫は非常に大事。
ハツカネズミは寿命が短いですから、少しでも長く幸せに過ごしてもらえるよう頑張ります!🐀