✓薬剤師の企業転職で転職会社を選ぶポイント
✓実際に利用した転職会社
こんにちはねず実です🐭
ドラッグストアから企業へ転職してしばらく経ちました。
環境がガラッと変わり、毎日たくさん学ばせてもらってます。
突然ですが薬剤師が薬局や病院以外へ転職するのってハードル高く感じませんか?
薬剤師向けの転職サイトも医療現場の求人ばかり...
私自身、ドラッグストアから企業への転職を考えた当初は、どこに求人が転がっているのかすら分かりませんでした。
今回はドラッグストアから企業への転職を考えた時、どこに相談をしたのか具体的に紹介します。
ねず実の簡単な自己紹介
社会人4年目
現在:企業薬剤師(学術職)
前職:ドラッグストア
前々職:調剤薬局
ちなみに卒後3年で2回転職という、転職活動ではなかなか不利な経歴です。
企業への転職、どこに相談する?
転職したいと思ったら、多くの人はネットで転職サイトを開き、転職エージェントに相談をするでしょう。
そして薬剤師資格を持っているなら「薬剤師のための転職サイト」をまず見てみるはずです。
私もそうでした。
ただ、薬剤師が企業へ転職したいと思ったら、この段階で気をつけることがあります。
それは「企業求人に強い転職会社を選ぶこと」です。
理由として2つあります。
①転職会社ごとに持ってる情報に偏りがある
②企業ならではの面接対策をしてくれる
それぞれ詳しく説明します。
①転職会社ごとに持ってる情報に偏りがある
当たり前といえば当たり前ですが、転職会社と言っても各会社に得手不得手があります。
これは自分の体験談なのですが、最初の転職のときにわりと大手の薬剤師転職サイトに申し込みました。
自分の条件は、「全国チェーンのドラッグストア」。
しかし紹介されるのはなぜか「地域密着の個人薬局と病院」ばかり。
あげくに勝手に面接日時まで決めて事後報告。
条件と違う旨を伝えると、
「確かにドラッグストアの求人も扱っている。でもうちが特に得意なのは地域密着系の求人!地域密着求人で良いのいっぱい紹介しますね!」とのこと。
その後、別の転職会社に変えたらすんなり全国チェーンのドラッグストアに希望通りの条件で決まりました。
薬剤師の転職サイトはいくつもあります。
しかし、例え有名どころでも企業求人はなかなか持っていないです。
希望の就職先にマッチした転職会社を選ばないと、お互いやりづらくなるので、自分の希望に沿った会社を選びましょう。
いくら頑張ったって、転職エージェントも持ってる範囲の求人しか紹介できませんからね。
②企業ならではの転職対策をしてくれる
企業求人に強い転職エージェントを利用すれば、企業ならではの転職対策もバッチリフォローしてくれます。(これ重要)
「病院や薬局のときと変わらないでしょ?」と思っていると危ないです。
ずっと現場にいるとわからないですが、医療現場での就活って結構独特。
細かいことは割愛しますが、一般企業の就活より楽であることは否定できないでしょう。
なぜ楽になるかというと資格の力が強いから。
医療現場は資格がないとできない業務がとても多いです。
一方企業ではどうでしょうか。
資格持ちというのは+αにはなりますが、資格が無くても法律上問題ない業務が殆どだったりします。
だから薬剤師資格持ちというポイントは実は最重要ではないのです。
さらに企業では選考が二次、三次選考まであるなど、医療現場とは採用までの流れも異なります。
提出する書類もさらにしっかりと用意しなければいけません。
本企業専用の転職対策をしないと一次も通らないでしょう。
だから企業ならではの転職対策が得意なところに相談をする必要があるのです。
相談の仕方
どう相談する?
転職会社を決めたら早速相談をしましょう。
転職エージェントが求人を探しやすいように、
・現在の状況、経歴
・どんなところに就職したいか
を事前にまとめておくとスムーズです。
自分の場合は企業求人にどんなものがあるのかも全然分かっていなかったので、今思えばかなり曖昧な相談内容でした。
・現在薬剤師としてドラッグストアに勤めている
・企業への転職を考えているので相談したい
・薬局、ドラッグストアしか経験がないので企業への転職はハードルが高く感じるが大丈夫か
以上を転職サイトへの登録の際に伝えました。
ねず実のこの曖昧な相談内容でもエージェントさんは親切に対応してくれました。
自分の伝え方などから企業への転職の不安を汲んでくださり、
医療現場→企業の転職でも馴染みやすいレベルの求人を紹介してもらえました。
私の場合は、ビジネスマナー研修からやってもらえるような、とにかく研修が充実した職場をメインで紹介してもらいました。
蛇足
「転職先でビジネスマナー研修からやってもらおうとするなんて何て甘えたやつだ!」
そう思う方もいらっしゃるかと思います。
でも一応理由があるのです。
嫌な言い方になりますが、医療現場では一般企業では必須のビジネスマナーやビジネススキルは身につきにくいです。
社会人経験が長くても、言葉遣いや話し方がいつまでも学生のままな方が多い印象です。
これは命を扱う仕事という特殊な職業であり、求められていることが一般企業とは異なるので仕方がないことだと思います。
ただ、この状態で企業に行くとなかなか苦労します。
若いうちならまだしも年をとっても今の状態だと企業でさぞこまることでしょう。
そういった理由から、今回の転職でビジネスマナーやビジネススキルを身につけておいた方が絶対に良いと思ったので、研修が充実した職場を希望しました。
実際に利用した転職サイト
私が実際に利用した転職会社は
・リクナビ薬剤師
・マイナビ薬剤師
の2社です。
この2社に登録して一番良かった点は、
それぞれ薬剤師関係ない転職会社がグループにいるので、持ってる企業の情報がとても多いこと!
「薬剤師向けではない部署に聞いたらこんな求人ありましたよ〜」といってコスメ系ベンチャー企業のお手伝いの求人を見せてもらったりしました。
薬剤師向けサイトには求人を出していない会社さんでも、条件に「薬剤師資格あると尚可」と書いてあることはチラホラあるようです。
利用した感想
利用してよかったと声を大にして言いたいです。
担当エージェントはどちらも親身に話を聞いてくださり、とても話しやすかったです。
今回の転職エージェントさんたちは無理に転職を進めることはなく、
「最終的に転職しないのも転職活動のうちです」とまで言ってくれたので気持ち的にも楽でした。
面談日程も時間を遅くに設定してくれたり、私の仕事のスケジュールに合わせてくれて助かりました。
(忙しい職場だと転職活動の時間がとれず挫折しやすい・・・)
扱う企業求人はそれぞれ異なるようで、それぞれ毛色の違う求人を見せてくれました。幅広く見ることができたので2つとも登録して良かったです。
サポートしてくれたこと
サポートしてくれた中で一番驚いたのは書類・面接対策の充実度。
企業への就職が初めてということで、学生相手かと思うくらいかなりしっかりとした内容でした。
特に面接対策。
企業では今はオンライン面接が主流であり、オンライン面接初心者にとって専用の対策(話し方など)は助かりました。
書類については履歴書の書き方からじっくり指導、ありがたや。
(一人で書いた履歴書では無理でしたね)
ちなみに私は新卒のときの職場を数ヶ月で辞めているのですが、これは転職においてかなり不利になります。
しかしどちらの会社のエージェントさんも、この私の退職については少しでもマイナスが和らぐように、各会社の人事部に予め良い感じに伝えてくれました。
お陰でこの退職はマイナス要素ではあるものの、これを理由に切られることは少なかったように感じます。
転職活動を終えて
今回の転職で2社利用しましたが、結果的には満足です。
企業に就職したいこと以外、いまいち今後どうしたいかが定まっていなかった自分。
そんなもやもやした状態なのに、「こんな求人紹介されても...」と思ったことは一度もなかったです。
「企業に転職したいけど大変そう」
「何をすればいいのかわからない」
そんな思いがあるのなら、まずはその思いを転職エージェントに相談してみてください。
人生は一度きりですよ🐭