10年以上経ってもねず実の頭にこびりついて離れない、
忘れられない本たちを紹介する記事です。
シリーズものになる予定📖
子供の頃の記憶も掘り起こすので
うろ覚え本紹介になります。
記念すべき第一回は
本の紹介ではなく、ねず実が生まれて初めて自分だけの本を手に入れた話。
本をくれる図書館
これはねず実が小学生の話です。
たぶん2,3年生くらい?
当時地元の図書館で蔵書の入れ替えがあり、
除籍資料となった大量の本を地元のお祭りで配ることとなったのです。
ねず実家は本好きだがあまりお金が無い(今もだが)、「無料で好きなだけ本をあげる」と言われたら行かないわけにはいきません。
本の山
会場には凄まじい数の本が溢れかえっていました。
小さめの図書館だったのですが、いったいどこにそんなしまいこむスペースがあったのか・・・
青空の下、あの数の本が山積みになって所狭しと並んでいる光景を見たのは後にも先にもあの時だけです。
ねず実が小さかったからかもしれませんが体育館半分くらいに見えました。
そして、無料で好きなだけですから本に負けないくらい沢山の人が来ていました。
除籍資料はとっくの昔に閉架に回された、古く、あまり借りられなくなった本が選ばれたようで見たこともない本ばかり。
早いもの勝ちでどんどん本が無くなっていき、じっくり見る暇はありません。
気になるタイトルの本をいくつか見繕ってせっせと持って帰りました。
自分の本が欲しかった
ねず実には兄弟がいて、それまでねず実が読んでいた親や親戚が買ってくれた本は、兄弟でもうやっこしていました。
”自分だけの”本が無かったのです。
こうしてこの本たちはねず実が生まれて初めて個人で手に入れた本になりました。
この時手に入れた本はほとんど手放しましたが、一部はまだ手元に残しています。
↓思い出の本たちなので一人暮らしの部屋にも持ちこみました。
この時将来の夢は「どうぶつ博士」だった影響か、持ち帰った本は小学生には難しい生物系の本に偏ってます。
この中で一番気に入っているのは「矢部辰夫著 昔のねずみと今のねずみ」です。
ねず実だけにね。
本は手元にあるだけでわくわくする
それまで親や親戚がくれた本はほとんど子供向け。
そんな中初めて自分だけのものにした本は、子供が理解するにはなかなかヘビーな内容。
読書が好きとはいえ読むのは結構大変で、読みたいところだけ読んで未だに読み切れてないです。
ちゃんとは読んでいませんが、今でもこの本たちを箱から出してパラパラめくる時はなんだかわくわくどきどきします。
本って読んでも楽しいですが、閉じた状態で眺めていても楽しいですよね。
この気持ちはねず実だけではないと信じています。
おわり
こうしてねず実は自分だけの本を手に入れることができ、
そしてその後の人生でいろんな本と出会うのでした。
めでたし、めでたし
ちゃんちゃん。🐀<チュウ!
追記:未知の出会いを招く本の選び方
ねず実は本を買ったり借りたりする時立ち読みはなるべくしません。
図書館や本屋で本を開かず表紙やタイトルをたくさん見て回って、
なんとなく目に止まった本を手にすることが多いです。
そうした方が話題の本でなくても、面白い本や知らないことを教えてくれる本に出会える気がするからです。
この買い方だと「なんじゃこりゃ!?」と叫びたくなるような出会いもありますよ。
ちなみに映画を借りる時もこの方法のためクソ映画もたくさん見ることになり、
それは見事なクソ映画好きになりました。
めでたし、めでたし